島津荘水流百景-004 / 早鈴町(苦言呈します)
2017年03月10日
- 都城盆地、葉脈の如き数多くの水の流れでこの地の景が作られていたのではないか。
- 私はそんな想いが日に日に増しています。
-
- その想いに至った理由については簡単ではあるけれど次の記事に記したので、宜しければどうぞ。
- ● <休憩一服> 都城の「幕末の道」を今の地図に落してみた
-
- ということで、都城を離れて数十年、時を失した感もありますが、
- ここ都城(島津荘)の街中で見られる水流の景色を少しづつでも記憶していきたいと思います。
● ● ●
※クリックで拡大 「 800*1200 」
♪ 姫城川 川沿いの道 白雲は~~
南小の校歌である。
中学以降の校歌はすっかり忘れてしまったけれど、何故か小学校の校歌は覚えているから不思議。
私は6年生まで南小の正門前に住んでいたから当然なのかもしれない。川沿いの道、のフレーズが好きだったから。
まだこの南光橋が木造だった頃のことだ。思い返せばもう半世紀近くになる。
夏には川に入り網で魚を捕って遊んでいたことを思い出す。当り前だが蟹もいた。
毎日ではなかったけれどヤンマもいたし、シオカラトンボなんて当り前のように見かけた。
そしてどこにでもいたのが、イトトンボ。見渡せば数匹は目に留まるほどだった。
・・・
ホタルも飛んでいたし、秋には橋の上から赤とんぼの大群を眺めたことも懐かしい。
・・・・・・
・・・・・・
写真は、故郷に帰って久しぶりに訪れてみた姫城川の姿である。
・・・
どうしてこうなった? 黒い水面には油も浮いている。
水量が少ないためか、水も淀んだままだ。土砂が溜まり放題で引っかかったゴミも散見される。
他所で見た耕作放棄地を思い出した。これは河川版の放棄地と言っても過言ではないだろう。
そもそも山あいの町の川でこれはなかろう。ショックだ。
実はここまで汚れた川を久しぶりに見たのだが、それが皮肉にも私が育った川だなんて。
・・・
大都市の汚れきった河川が、この半世紀で見違えるように綺麗になったのに比べると、
この真逆の様相を呈する 「 我がふるさと 」 を目の当たりにすると悲しんでばかりはいられない。
趣味の写真用別ブログにて、とりわけ観光地でもない愛知県の五条川を取り上げている。
姫城川も、本来であればこういった川であって欲しいと現実を前に思ったので、ここに。
※クリックで当該ブログページ 「ShoSyoShuSyuSha 037 : いつでも夢を」 を開きます。
この盆地全体の治水計画を全く知らずに言うのも憚られるのだけれど、
この荒れ果てて淀んだ水の流れが放置されているのも何か理由があるはず。どういう計画意図なのだろう。
・・・・・・
・・・・・・
まだ若い時に京都だったか大阪だったか、居酒屋で知り合った人が、
「 都城は仕事でよく行ってた。小さな流れで水車に里芋入れて皮むきやってたのを覚えとるよ 」
私は全く与り知らなかったのだが、 「 そうなんですよ~ 」 なんて適当に答えたことを想いだした。
・・・
都城は自然に恵まれた山あいの里にある。水の良い処は食も美味いものだ。
「 都城には美味いもんがある。美味い酒がある 」
自信を持ってこう言えるようになりたい。切に切に。
● ● ●
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島津荘水流百景-018 / 長田峡
島津荘水流百景-017 / 甲斐元町
島津荘水流百景-016 / 上川東
島津荘水流百景-015 / 祝吉(郡元町)
島津荘水流百景-014 / 早水公園
島津荘水流百景-013 / 祓川(はらいがわ)湧水
Posted by Kashiwa★da at 16:00 | Comments(0)
| Photo / 島津荘水流百景
- 都城盆地、葉脈の如き数多くの水の流れでこの地の景が作られていたのではないか。
- 私はそんな想いが日に日に増しています。
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- その想いに至った理由については簡単ではあるけれど次の記事に記したので、宜しければどうぞ。
- ● <休憩一服> 都城の「幕末の道」を今の地図に落してみた
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- ということで、都城を離れて数十年、時を失した感もありますが、
- ここ都城(島津荘)の街中で見られる水流の景色を少しづつでも記憶していきたいと思います。
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♪ 姫城川 川沿いの道 白雲は~~
南小の校歌である。
中学以降の校歌はすっかり忘れてしまったけれど、何故か小学校の校歌は覚えているから不思議。
私は6年生まで南小の正門前に住んでいたから当然なのかもしれない。川沿いの道、のフレーズが好きだったから。
まだこの南光橋が木造だった頃のことだ。思い返せばもう半世紀近くになる。
夏には川に入り網で魚を捕って遊んでいたことを思い出す。当り前だが蟹もいた。
毎日ではなかったけれどヤンマもいたし、シオカラトンボなんて当り前のように見かけた。
そしてどこにでもいたのが、イトトンボ。見渡せば数匹は目に留まるほどだった。
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ホタルも飛んでいたし、秋には橋の上から赤とんぼの大群を眺めたことも懐かしい。
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写真は、故郷に帰って久しぶりに訪れてみた姫城川の姿である。
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どうしてこうなった? 黒い水面には油も浮いている。
水量が少ないためか、水も淀んだままだ。土砂が溜まり放題で引っかかったゴミも散見される。
他所で見た耕作放棄地を思い出した。これは河川版の放棄地と言っても過言ではないだろう。
そもそも山あいの町の川でこれはなかろう。ショックだ。
実はここまで汚れた川を久しぶりに見たのだが、それが皮肉にも私が育った川だなんて。
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大都市の汚れきった河川が、この半世紀で見違えるように綺麗になったのに比べると、
この真逆の様相を呈する 「 我がふるさと 」 を目の当たりにすると悲しんでばかりはいられない。
趣味の写真用別ブログにて、とりわけ観光地でもない愛知県の五条川を取り上げている。
姫城川も、本来であればこういった川であって欲しいと現実を前に思ったので、ここに。
※クリックで当該ブログページ 「ShoSyoShuSyuSha 037 : いつでも夢を」 を開きます。
この盆地全体の治水計画を全く知らずに言うのも憚られるのだけれど、
この荒れ果てて淀んだ水の流れが放置されているのも何か理由があるはず。どういう計画意図なのだろう。
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まだ若い時に京都だったか大阪だったか、居酒屋で知り合った人が、
「 都城は仕事でよく行ってた。小さな流れで水車に里芋入れて皮むきやってたのを覚えとるよ 」
私は全く与り知らなかったのだが、 「 そうなんですよ~ 」 なんて適当に答えたことを想いだした。
・・・
都城は自然に恵まれた山あいの里にある。水の良い処は食も美味いものだ。
「 都城には美味いもんがある。美味い酒がある 」
自信を持ってこう言えるようになりたい。切に切に。
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