4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」
2012年01月22日
- おことわり
-
- 「 都城まん中が公園 project 」 は、私 Kashiwa★da による個人的思索による街づくり計画案です。
- ・・・
- 文章によるだけの概念的なものでは充分な伝達が困難だと考えますので、
- 現実の都城の地理を利用して、私の欲する 「 都城 」 の将来の街景の絵を紡いでいきたいと思います。
- その為の手法として、規制をせず地図上のあらゆる敷地に勝手なプランを描くこと、
- この時に権利関係、法規関係、金銭関係等は無視してしまうことをお許し願いたいと存じます。
-
- 読んで下さった方で、何か感じ考え思うこと等何でも教えて頂けると助かります。
- ※最終形が決まっている訳ではありません。その都度修正しつつ Version をアップしていく考えです。
● Version 002α : 炙る肉の匂いと煙で包む 「 食のホール 」
B-1グランプリに興味を抱き調べてみる内に、以外にも前回今回と連続で 「鶏肉」 を使った料理がグランプリ。
その面白さと同時に、B-1グランプリそのもののイベント的な訴求力に思いを馳せたのが前回の記事でした。
○ 3-7:都城の顔 「鶏肉」 も日本一
改めて掻い摘んで申せば、
・ 誰でも簡単に、かつ大量に作れること
・ 日本人好みの味を保障できること
・ 調理パフォーマンスのエンターテインメント力
・ 食欲をそそる匂いも料理の一部分
などを考えてみれば、B級食が 「鉄板もの」 に収束していく ことにも頷けること。
と、それが 「 昼間の屋外 」 が舞台であり、故に 「 家族連れ 」 で溢れることの再発見、でした。
・・・
頭を過ぎるのは、「牛肉・豚肉」 に加え 「鶏肉」 も出荷量日本一 という都城の確固たる力です。
ただ何とも残念なことですが、都城を離れると誰もそんな事実など知りません。
然るに都城も 「なんかB級食を作れば?」 ・・・ なんてことを思ったのではなく、
- ええ勿論、都城ならではの食を創作して貰って、
- せとやま弁当さんの 「ざ・日本一」 などとタッグを組んで都城の名を轟かせてもらえば嬉しいですね。
そう、B1グランプリへのベクトルではなくて、ここは一つ 「地産地食」 に拘って夢想してみたいと考えたのです。
以前に、「食のホール」 なる仮想プランを描きましたが、
○ 4-4[仮想プラン] 旧大丸・寿屋に「食のホール」を埋込む
今回はそれに要素を肉付けをしてちょっとだけですが、「食のホール」 の形を詰めてみたいのです。
・・・・・・
・・・・・・
「食のホール」 と聞いて、この日本でパッと思い描けるのはビアホールでしょうか。
・・・
私が今住んでいる名古屋には、駅前の 「大名古屋ビルヂング」 屋上に日本でも最大級のビアガーデンがあります。
クリックで当該サイトを開きます
○ That's 宴ターテイメント ビアガーデン マイアミ
- 4月15日~9月18日の17時~22時(土日祝は15時~、6月以降の土日祝は12時~)営業で期間中無休。
- 大人3800円、子ども1600円(20時30分以降大人2500円、子ども1000円)で、2時間半食べ放題・飲み放題。
- のような営業形態で 客席数が900席、1シーズン総客数が10万人 を越えたとのこと。
- しかし、ビルの建替え計画により惜しまれつつ今夏をもって店仕舞となります。
- ・・・
- 店の様子はこんな風 ・・・
-
-
-
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- ○ Google 画像検索 : 大名古屋ビルヂング マイアミ
聞けば、近年は家族連れも増えていたと言います。これはなんとも気になる情報です。
ほら、「ビアガーデン」 と 「B1グランプリ」 の様子がなんだかシンクロしてきたと思いませんか?
- 両者のベースにあるのは、私たちの日常的な 「バーベキュー」 文化 であることに間違いはないでしょう。
ところで前回記事を締める直前に、あえて 宮崎には 「 地鶏のもも焼き 」 があると言葉を挟んだのも、
そこには鍵となるべき 「バーベキュー」 文化 が満ち満ちていると信じられるからです 。
・・・
加えて 「 地鶏のもも焼き 」 に特別な魅力があると確信したのは、皮肉にも 「焼鳥屋」 でのことでした。
「焼鳥なんてありふれた食い物だろう」 と思っているのは、実は縄暖簾をくぐる人間だけ なのです。
- 商店街を歩くとたま~に店先で焼いている処を発見しますが、そんな処は現在ほとんど残っていないのです。
つまり 「家族連れ」 で 「焼鳥」 を食べるなんてことは今の日本ではほぼありえない情景 なんですね。これは何でもあると思っていた日本の食の落し穴、言い換えれば突っ込みどころなのは間違いありません。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
さて、求めるものの点と点が少しずつ結びついてきたところで、面白いデータを見つけました。
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○ 鶏肉消費量ランキング
こんなにも九州の人間が 「鶏肉」 好きだったとは驚きです。
ものは考えよう、都城の近くに、と言っても大きく九州を見ていますが、お客さんは大勢いるぞと。
- ついでにこんなデータもあったので、参考に。 結果を見て笑ってしまいました。
-
-
-
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- ○ ビール消費量ランキング
繰り返しますが、都城は 「牛肉・豚肉・鶏肉」 生産の三冠王です、このアピール度は相当のものです。
ただ生産し、ただただ全国に流通させるだけではなんとももったいない。
・・・
都城の肉を都城で食す、食してもらう。
この時、「食のホール」 はそのための戦略的施設 となるのです。
クリックで拡大:1520*800pxl
例えばの話、客席数 500席 ( 500人/日 ) で市民が年に一度の利用を期待できるとしましょう。
捕らぬ狸の皮算用ですが、500×182,500 人となります。
- 現在の市の人口は、17万人弱です。
年に二度は利用してもらう位はがんばれるんじゃないか、なら 500×2×365=365,000 人です。
しかし狙う商圏は少なくとも九州一円ですから(笑)、客席数 500席~のホールは必定と推考します。
・・・・・・
・・・・・・
空間のイメージは頭の中で好き勝手に渦巻いていますが、その中で外せないものは ・・・
● 1 : 上に下手な画を掲げましたが、具体的なイメージの参照例として思い描くのはこれです。
クリックで拡大:980*680pxl
- 仏・リヨンのオペラ座ですが、気に入っているのはその赤い照明!
- オペラ座はヴォールト外形が赤く発光していますが、「食のホール」では室内のヴォールトを発光させたい。
赤だけでなくオレンジ~黄色もいいですが、昔日のアジアの雰囲気を照明で創れればと考えます。
街の中核的存在として機能させる には ヴィジュアルの要素が欠かせない ことは明らかでしょう。
・・・
そうだ、この 内部ヴォールト空間の造形に市民会館の造形モチーフ を持ってくることを考えてもよいかも。
クリックで拡大:1520*800pxl
● 2 : 近くに火山を有していながら、温泉地でないのが幸なのか不幸なのか。
- どうも湖だったところに火山灰が降り積もった地のようですね。
- 他盆地と違って川が塁で仕切られているのがずっと不思議でしたが、それを聞いて納得した覚えが。
「 湯煙の郷 」 を謳えなくとも、「 肉を炙る煙の郷 」 なら十二分に謳えるのではないか!と思ったわけです。
・・・
もうもうと炙りながら肉を焼く快感はだんだんと姿を消して行っています。今は皆、小洒落ちゃって。
反響するざわめきと豪快に肉を炙り立ち込める煙、その中で豪快に 肉を焼くエンターテインメント の充実感。
- そうです、ここで 「もも焼」 の底力がメキメキと発揮されるはずなのです。
掲げる標語は ・・・ 「 漂う肉の匂いと炙る煙にまみれて肉を食いたきゃ、都城へ行け! 」
・・・・・・
・・・・・・
つい一昨日のニュースによれば、口蹄疫被害からの経営再開率がなんと59%だそうです。
私のような門外漢が迂闊に口を差し挟むことも憚られるほど、現実はなんとも残酷な厳しさ。
・・・
しかしだからこそ、全国の 「家族連れ」 の心がホロリとなびく 「地産地食」 の場 を、
肉三冠王:都城のシンボルとして、畜産再生を期す今だからこそ の思いからの夢想。
Posted by Kashiwa★da at 08:00 | Comments(0)
| Projects / 仮想プロジェクト
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- 「 都城まん中が公園 project 」 は、私 Kashiwa★da による個人的思索による街づくり計画案です。
- ・・・
- 文章によるだけの概念的なものでは充分な伝達が困難だと考えますので、
- 現実の都城の地理を利用して、私の欲する 「 都城 」 の将来の街景の絵を紡いでいきたいと思います。
- その為の手法として、規制をせず地図上のあらゆる敷地に勝手なプランを描くこと、
- この時に権利関係、法規関係、金銭関係等は無視してしまうことをお許し願いたいと存じます。
-
- 読んで下さった方で、何か感じ考え思うこと等何でも教えて頂けると助かります。
- ※最終形が決まっている訳ではありません。その都度修正しつつ Version をアップしていく考えです。
● Version 002α : 炙る肉の匂いと煙で包む 「 食のホール 」
B-1グランプリに興味を抱き調べてみる内に、以外にも前回今回と連続で 「鶏肉」 を使った料理がグランプリ。
その面白さと同時に、B-1グランプリそのもののイベント的な訴求力に思いを馳せたのが前回の記事でした。
○ 3-7:都城の顔 「鶏肉」 も日本一
改めて掻い摘んで申せば、
・ 誰でも簡単に、かつ大量に作れること
・ 日本人好みの味を保障できること
・ 調理パフォーマンスのエンターテインメント力
・ 食欲をそそる匂いも料理の一部分
などを考えてみれば、B級食が 「鉄板もの」 に収束していく ことにも頷けること。
と、それが 「 昼間の屋外 」 が舞台であり、故に 「 家族連れ 」 で溢れることの再発見、でした。
・・・
頭を過ぎるのは、「牛肉・豚肉」 に加え 「鶏肉」 も出荷量日本一 という都城の確固たる力です。
ただ何とも残念なことですが、都城を離れると誰もそんな事実など知りません。
然るに都城も 「なんかB級食を作れば?」 ・・・ なんてことを思ったのではなく、
- ええ勿論、都城ならではの食を創作して貰って、
- せとやま弁当さんの 「ざ・日本一」 などとタッグを組んで都城の名を轟かせてもらえば嬉しいですね。
そう、B1グランプリへのベクトルではなくて、ここは一つ 「地産地食」 に拘って夢想してみたいと考えたのです。
以前に、「食のホール」 なる仮想プランを描きましたが、
○ 4-4[仮想プラン] 旧大丸・寿屋に「食のホール」を埋込む
今回はそれに要素を肉付けをしてちょっとだけですが、「食のホール」 の形を詰めてみたいのです。
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「食のホール」 と聞いて、この日本でパッと思い描けるのはビアホールでしょうか。
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私が今住んでいる名古屋には、駅前の 「大名古屋ビルヂング」 屋上に日本でも最大級のビアガーデンがあります。
![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/Hall-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%9F_000.jpg)
○ That's 宴ターテイメント ビアガーデン マイアミ
- 4月15日~9月18日の17時~22時(土日祝は15時~、6月以降の土日祝は12時~)営業で期間中無休。
- 大人3800円、子ども1600円(20時30分以降大人2500円、子ども1000円)で、2時間半食べ放題・飲み放題。
- のような営業形態で 客席数が900席、1シーズン総客数が10万人 を越えたとのこと。
- しかし、ビルの建替え計画により惜しまれつつ今夏をもって店仕舞となります。
- ・・・
- 店の様子はこんな風 ・・・
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![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/Hall-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%9F_001.jpg)
- ○ Google 画像検索 : 大名古屋ビルヂング マイアミ
聞けば、近年は家族連れも増えていたと言います。これはなんとも気になる情報です。
ほら、「ビアガーデン」 と 「B1グランプリ」 の様子がなんだかシンクロしてきたと思いませんか?
- 両者のベースにあるのは、私たちの日常的な 「バーベキュー」 文化 であることに間違いはないでしょう。
ところで前回記事を締める直前に、あえて 宮崎には 「 地鶏のもも焼き 」 があると言葉を挟んだのも、
そこには鍵となるべき 「バーベキュー」 文化 が満ち満ちていると信じられるからです 。
・・・
加えて 「 地鶏のもも焼き 」 に特別な魅力があると確信したのは、皮肉にも 「焼鳥屋」 でのことでした。
「焼鳥なんてありふれた食い物だろう」 と思っているのは、実は縄暖簾をくぐる人間だけ なのです。
- 商店街を歩くとたま~に店先で焼いている処を発見しますが、そんな処は現在ほとんど残っていないのです。
つまり 「家族連れ」 で 「焼鳥」 を食べるなんてことは今の日本ではほぼありえない情景 なんですね。
これは何でもあると思っていた日本の食の落し穴、言い換えれば突っ込みどころなのは間違いありません。
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さて、求めるものの点と点が少しずつ結びついてきたところで、面白いデータを見つけました。
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こんなにも九州の人間が 「鶏肉」 好きだったとは驚きです。
ものは考えよう、都城の近くに、と言っても大きく九州を見ていますが、お客さんは大勢いるぞと。
- ついでにこんなデータもあったので、参考に。 結果を見て笑ってしまいました。
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繰り返しますが、都城は 「牛肉・豚肉・鶏肉」 生産の三冠王です、このアピール度は相当のものです。
ただ生産し、ただただ全国に流通させるだけではなんとももったいない。
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都城の肉を都城で食す、食してもらう。
この時、「食のホール」 はそのための戦略的施設 となるのです。
クリックで拡大:1520*800pxl
例えばの話、客席数 500席 ( 500人/日 ) で市民が年に一度の利用を期待できるとしましょう。
捕らぬ狸の皮算用ですが、500×182,500 人となります。
- 現在の市の人口は、17万人弱です。
年に二度は利用してもらう位はがんばれるんじゃないか、なら 500×2×365=365,000 人です。
しかし狙う商圏は少なくとも九州一円ですから(笑)、客席数 500席~のホールは必定と推考します。
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空間のイメージは頭の中で好き勝手に渦巻いていますが、その中で外せないものは ・・・
● 1 : 上に下手な画を掲げましたが、具体的なイメージの参照例として思い描くのはこれです。
クリックで拡大:980*680pxl
- 仏・リヨンのオペラ座ですが、気に入っているのはその赤い照明!
- オペラ座はヴォールト外形が赤く発光していますが、「食のホール」では室内のヴォールトを発光させたい。
赤だけでなくオレンジ~黄色もいいですが、昔日のアジアの雰囲気を照明で創れればと考えます。
街の中核的存在として機能させる には ヴィジュアルの要素が欠かせない ことは明らかでしょう。
・・・
そうだ、この 内部ヴォールト空間の造形に市民会館の造形モチーフ を持ってくることを考えてもよいかも。
クリックで拡大:1520*800pxl
● 2 : 近くに火山を有していながら、温泉地でないのが幸なのか不幸なのか。
- どうも湖だったところに火山灰が降り積もった地のようですね。
- 他盆地と違って川が塁で仕切られているのがずっと不思議でしたが、それを聞いて納得した覚えが。
「 湯煙の郷 」 を謳えなくとも、「 肉を炙る煙の郷 」 なら十二分に謳えるのではないか!と思ったわけです。
・・・
もうもうと炙りながら肉を焼く快感はだんだんと姿を消して行っています。今は皆、小洒落ちゃって。
反響するざわめきと豪快に肉を炙り立ち込める煙、その中で豪快に 肉を焼くエンターテインメント の充実感。
- そうです、ここで 「もも焼」 の底力がメキメキと発揮されるはずなのです。
掲げる標語は ・・・ 「 漂う肉の匂いと炙る煙にまみれて肉を食いたきゃ、都城へ行け! 」
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つい一昨日のニュースによれば、口蹄疫被害からの経営再開率がなんと59%だそうです。
私のような門外漢が迂闊に口を差し挟むことも憚られるほど、現実はなんとも残酷な厳しさ。
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しかしだからこそ、全国の 「家族連れ」 の心がホロリとなびく 「地産地食」 の場 を、
肉三冠王:都城のシンボルとして、畜産再生を期す今だからこそ の思いからの夢想。
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さて、求めるものの点と点が少しずつ結びついてきたところで、面白いデータを見つけました。
![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/%E9%B6%8F%E8%82%89%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0f.gif)
○ 鶏肉消費量ランキング
こんなにも九州の人間が 「鶏肉」 好きだったとは驚きです。
ものは考えよう、都城の近くに、と言っても大きく九州を見ていますが、お客さんは大勢いるぞと。
- ついでにこんなデータもあったので、参考に。 結果を見て笑ってしまいました。
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![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB%E6%B6%88%E8%B2%BB%E9%87%8F%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0f.gif)
- ○ ビール消費量ランキング
繰り返しますが、都城は 「牛肉・豚肉・鶏肉」 生産の三冠王です、このアピール度は相当のものです。
ただ生産し、ただただ全国に流通させるだけではなんとももったいない。
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都城の肉を都城で食す、食してもらう。
この時、「食のホール」 はそのための戦略的施設 となるのです。
![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/image007aa.jpg)
例えばの話、客席数 500席 ( 500人/日 ) で市民が年に一度の利用を期待できるとしましょう。
捕らぬ狸の皮算用ですが、500×182,500 人となります。
- 現在の市の人口は、17万人弱です。
年に二度は利用してもらう位はがんばれるんじゃないか、なら 500×2×365=365,000 人です。
しかし狙う商圏は少なくとも九州一円ですから(笑)、客席数 500席~のホールは必定と推考します。
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空間のイメージは頭の中で好き勝手に渦巻いていますが、その中で外せないものは ・・・
● 1 : 上に下手な画を掲げましたが、具体的なイメージの参照例として思い描くのはこれです。
![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/OperasNationalsdesLyon.jpg)
- 仏・リヨンのオペラ座ですが、気に入っているのはその赤い照明!
- オペラ座はヴォールト外形が赤く発光していますが、「食のホール」では室内のヴォールトを発光させたい。
赤だけでなくオレンジ~黄色もいいですが、昔日のアジアの雰囲気を照明で創れればと考えます。
街の中核的存在として機能させる には ヴィジュアルの要素が欠かせない ことは明らかでしょう。
・・・
そうだ、この 内部ヴォールト空間の造形に市民会館の造形モチーフ を持ってくることを考えてもよいかも。
![4-10[仮想プラン] 炙る肉の匂いと煙で包む「食のホール」](http://img01.miyachan.cc/usr/kashiwada/image017aa.jpg)
● 2 : 近くに火山を有していながら、温泉地でないのが幸なのか不幸なのか。
- どうも湖だったところに火山灰が降り積もった地のようですね。
- 他盆地と違って川が塁で仕切られているのがずっと不思議でしたが、それを聞いて納得した覚えが。
「 湯煙の郷 」 を謳えなくとも、「 肉を炙る煙の郷 」 なら十二分に謳えるのではないか!と思ったわけです。
・・・
もうもうと炙りながら肉を焼く快感はだんだんと姿を消して行っています。今は皆、小洒落ちゃって。
反響するざわめきと豪快に肉を炙り立ち込める煙、その中で豪快に 肉を焼くエンターテインメント の充実感。
- そうです、ここで 「もも焼」 の底力がメキメキと発揮されるはずなのです。
掲げる標語は ・・・ 「 漂う肉の匂いと炙る煙にまみれて肉を食いたきゃ、都城へ行け! 」
・・・・・・
・・・・・・
つい一昨日のニュースによれば、口蹄疫被害からの経営再開率がなんと59%だそうです。
私のような門外漢が迂闊に口を差し挟むことも憚られるほど、現実はなんとも残酷な厳しさ。
・・・
しかしだからこそ、全国の 「家族連れ」 の心がホロリとなびく 「地産地食」 の場 を、
肉三冠王:都城のシンボルとして、畜産再生を期す今だからこそ の思いからの夢想。